東京工業大学
システム開発プロジェクト総合実験授業
東京工業大学
システム開発プロジェクト総合実験授業
東京工業大学では、2006年11月より、文部科学省の支援を受け、東京大学、国立情報学研究所と共同で「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」を実施しています。
本授業「システム開発プロジェクト総合実験」は、ソフトウェア工学をテーマに、修士1年次の学生を対象とした演習形式の授業です。
授業は、教室全体で1つの開発テーマが与えられます。与えられた開発テーマに対して6〜8名からなるチームに分かれ、チームごとに開発を進めます。
平成19年度の授業は、多摩美術大学情報デザイン学科にご協力をいただきました。多摩美術大学が要件開発を行い、東工大は多摩美術大学から与えられた要件を元に開発を始めるというプロセスに挑戦しました。そこでは、要件を受け入れるプロセス、変更する要件の管理など、実際の開発に近い状況を作ることができました。
平成20 - 21年度は、さらに上流行程に挑戦。要件開発プロセスから開始することにしました。これは、昨今、商品性(商品企画そのもの)に対して、ソフトウェア技術者の感性や視点が重要になってきている考えた為です。そこで、上流行程にHCD(Human Centered Design)プロセスを組込み、東工大の学生自らが要件の開発を行います。
本授業では、ソフトウェアを開発することがゴールではなく、開発の過程で起こる様々な問題を体験し、さらにその過程をプロセスの観点から振り返ることによって、ソフトウェア工学的な視点と感性を育てることを目的としています。実際に体験した開発の過程を学生自身が振り返ってプロセスとしてまとめ、さらにまとめた結果を企業人に説明しフィードバックを得、また議論を行うことを最終ゴールとしています。
毎年、11月の最終週の水 - 木を使い、東京ミッドタウンのDesign HUBにて、授業成果の展覧会を実施しております。今年は、11月25日(水) - 26日(木)の2日間となります。一般公開の展覧会ですので、学生の成果を是非ご覧頂ければと思います。
東京工業大学 大学院情報理工学研究科 田中 康