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PBLとは
IT特別教育研究プログラムの「システム開発プロジェクト基礎(第一・第二)」「システム開発プロジェクト応用(第一・第二)」は
PBL科目と呼ばれ、次のことに重点をおいて実施しています。
(PBL Project Based Learning)
それは、
・自ら考えること
・他者とのコミュニケーションと共同作業
・システムが生み出す価値
・開発プロセス
PBLとは、プロジェクト型のソフトウェア開発です。
それを進める中で直面する課題を体験・理解し、
その解決方法を実践の中で考察するものです。
そもそも、プロジェクトには、始まりと終わりがあります。
複数の人が同じ目的のために集められ(始まり)、共同(協働)作業をします。
そして、目標を達成し解散(終わり)します。
そこには、
「違うことを繰り返す品質」が求められます。
「品質」には、さまざまな定義があり、さまざまなものが含まれます。
ITコースのPBLでは、
プロセスの品質(仕事の品質)・出来上がったシステムの品質の両方を扱います。
つまり、
システムを開発する技術と、そもそものシステムの目的
Built a thing right. と Built a right thing.
について、チームメンバーと一緒にとことん考えてもらいます。
この授業では、
現実課題の解決方法を自ら考えていただくために、
教員が"教える"ことはほとんどしません。
学生さんの中には、もっと教えて欲しい、
と、いう感想を持つ人もいるかもしれません。
でも、「教えてもらう」ことで、ツールや手法を使えるようになるより、
「考える」チカラをつけ、ツールや手法の意味を理解し、
自分たちにとって必要なものを生み出すチカラを手に入れて欲しい。
そう考えて授業をすすめています。
ちょっと大変な授業になると思います。
でも、1年間のPBLを通して、
人と協働することの面白さ、難しさ、
システムの生み出す「価値」とは何か、
クラウドサービスが社会に与える意味、
そういったものを、実感を伴って身につけていただける科目だと考えています。