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2016年1月20日 個人振り返り(2)
今日は個人振り返り発表の2日目、PBLの最終日です。
東工大のPBLでは、経験から学ぶことを主眼としています。
ネットを検索しただけでは分からない学びを得てもらうため、
12月にはチームとしての振り返りを実施し、
1月は個人としての振り返りを実施しています。
したがって、発表のポイントは
「実体験にもとづく」ことです。
発表は8名。
こんなテーマで発表しました。
【発表テーマ】
- 本当に使ってもらえるアプリに仕上げるための開発の進めかたに関するチームの取組み結果とそれに関する考察
- 成果物の品質を上げるためのチームコミュニケーションのあり方に関する考察
- チーム開発で、「皆が気持ちの良い状態」を作り上げるにはどうしたら良いかに関する考察
- 品質向上と効率向上からみた開発時の役割分担について,実施結果を踏まえて考察する
- チーム開発でのコミュニケーションのあるべき姿と実際の実施施策とその結果に関する考察
- 非公会チームでのタスク割り当てでうまくいった点と改善点,それらに関する考察
- 開発フェーズにおいて必要となる文書とその構成管理方法についての考察
- 成果物品質を上げるための妥当性検証施策に関する一般的な方法と,チームでの実施結果とその考察
先週も伝えたとおり、どれも実際のプロジェクトで課題になる重要項目です。
まずは、「本当に使ってもらえる」とはどういうことか?
を考えた発表。
ユーザーの要求について考えてくれました。
続いて、チームコミュニケーション。
前期と後期でどこがどう違ったのか、何を工夫したのか。
「気持ちのいい状態」とは何か?
インセンティブの問題に取り組んだ発表。
これはマネジメントする立場になったとき、必ず直面する問題です。
今回の経験が生きることでしょう。
続いて、役割分担に関する問題。
どうやれば効率的で品質向上に繋がるのか?
チケット駆動であったり、Slackをうまく使ったようです。
そして、チーム開発におけるコミュニケーション。
オンラインとオフラインそれぞれの体験から考察しました。
次はタスク割当てに関する発表。
チケット駆動開発の際の、チケットの粒度・アサインについて
深掘りをしてくれました。
そして、構成管理に関する考察。
授業でもコメントしましたが、
トラブルになっているプロジェクトは、
ほぼ100%構成管理が出来ていません。
何を最新にするのか、その最新をどう確保するのか。
プロジェクトをする際はとても重要な視点です。
最後は妥当性確認をどう行うか?
高校生をターゲットにしたチームだったので、
実質、展覧会がユーザテストになったとか。
そこでの気付きを発表してくれました。
どの発表も、体験したからこその気付きがあり、
よい学びを得たことが伝わりました。
実社会に出たら、とくに就職したら、
なかなか失敗をするチャンスがありません。
今回のPBLでの失敗、成功、すべてが学びになります。
ぜひ他の人の発表内容も、もう一度参照して、これからに活かしてください。
4月からの10ヶ月、お疲れさまでした!