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2017年5月30日 As-IS業務モデル設計のハズが・・・
今日は第1クォーターの最後の授業だったのですが、波乱万丈の授業となりました。
まず、ここまでのまとめとしてPOVとビジョンステートメントを発表しました。
(両チームとも、発表がまとまっていないという時点で今日の進行が予想されました・・・)
続いて、田中先生から、要件開発のまとめと要件定義のための業務モデル設計の講義と、
実際のモデリングをする予定でした。
「でした」ということは、そう、予定通りにいかなかったのです。
講義がすすみ、PRePモデルを使って業務モデルの鳥瞰図を作ろう、
となったときに、UBNチームから相談がありました。
「自分たちのビジョンステートメントが納得できていないので、
見直してもいいですか?」
聞くと、自分たちがのソリューションが腹落ちしていないとのこと。
自分たちが心から「価値がある」と納得できるものを開発したい、という相談でした。
もちろん、OK。
価値があると感じられないものを開発しても仕方がないですから。
ということで、想定したユーザがそれでいいのかの見直しから仕切り直しです。
ふと見ると、こころチームも、PRePモデルを書こうとして詰まっています。
やはり、「本当に必要なのかな?」というのがモヤモヤと湧き上がったようです。
ということで、両チームとも、ユーザ定義と抱えている問題・課題の見直しから。
要求開発工程で定義してきた、POVとソリューションですが、
それを「(価値)モデル」としてみたときに、POV外のモデルに何を渡すのか、
ユーザはそれに本当に価値を感じて必要と思っているのかが腹落ちしていないと、
As-Isのモデルを書くことが難しくなります。
約1ヶ月の手戻りになりますが、このまま見て見ぬふりをして進んでも、
いつかは必ずもっと大きな手戻りになります。
大変な一日となりましたが、価値を生み出す、ということについて、
真剣に向き合っていい議論が出来たのではないでしょうか。
第2クォーターは、要件定義・設計と、プロジェクト計画の策定に入ります。
価値あるものを開発していきましょうね!