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2017年7月4日 アジャイルとスクラム
今日は産業技術大学院大学から、永瀬先生をお招きして「アジャイル入門」の特別講義でした。
教室がいつもと違うこともあって遅刻の多かった学生に、
「プロジェクトがなぜ遅延するか知ってますか?
・・・予定通りに始めないから。」
と、耳の痛いヒトコトから始まりました。
授業は、アジャイルという開発方法論が開発プロセスではなくヒトに着目すること、
そしてアジャイル宣言の意味など、非常に濃い内容でした。
スクラムについても解説があり、どんなロールがあって、どんなことをするのか、
丁寧に解説をしていただきました。
後半の演習は、講義内容を1枚の絵にまとめる、というもの。
3つのチームに分かれて議論しながら絵を描きました。
あの説明ってどこにいったんだっけ?
これってここでいいんだっけ?
と、わいわいしながら描きあげました。
この演習には社会人メンターチームも参加。
実際にアジャイルで開発をされているとのことで、
さすがにうまく説明されていました。
東工大のPBLは、要求開発→要件定義→設計、と進んだので、
ウォータフォールモデルでやっているように感じた学生もいたようですが、
実は、これは授業が週に1回なのでそう感じているだけで、
ユーザ中心開発で、プロトタイプ→評価のサイクルをクイックに回すところは、
デザイン試行やリーン的なアプローチです。
また、このあとの実装段階は、チームで開発プロセスを選んでもらいます。
スクラムでやってもいいし、他のアジャイルでもいいし、
ウォータフォールモデルでもいいのです。
プロジェクトマネジメントも試行錯誤をして「体験から学」びましょう。
永瀬先生、今年もありがとうございました!