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2015年4月22日 ユーザーは誰か?
システム開発プロジェクト基礎(PBL)2日目です。
今日はまず要求開発に関する講義から。
作りたいものを作るのではなく、
価値を提供するものを作る、ということについて、
ユーザー要求、ユーザー課題について考えました。
何を作るかという要件を定義する前に、
「何が求められているのか」を考えることが大事です。
言われたことを作るだけのエンジニアの価値は、
これからどんどん下がっていくでしょう。
(もちろん、早く正確に、オーダーされたものを作るという価値はあります)
しかし、今の時代で求められているのは、
社会にどんな価値を提供できるか、ということ。
成果物の先にあるもの・ことを想像(創造)できるかということです。
ぜひここはこの授業でしっかり学んで欲しいところです。
さて、休憩を挟んで、今回のPBLテーマである、
「東工大のイメージアップにつながるアプリ」を開発するにあたり、
ユーザーになりそうな人は誰か、を議論しました。
ポストイットにどんどん書き出していきます。
チームでの作業にも慣れてきました。
ユーザー候補が見えてきたところで、
自分たちの戦略としてどこを攻めるかを考えます。
・東工大を知らない人に知ってもらうのか?
・知ってるんだけど、詳しくない人に知ってもらうのか?
・東工大ファンにもっとファンになってもらうのか?
・それとも、ネガティブイメージの人に好印象を与えるのか?
・・・などなど
戦略と、ターゲットにするユーザーについて、
チームで議論した結果を発表してもらいました。
似たような戦略なのに、あえて真逆のユーザーを狙うチームがいたり、
そもそも戦略が思いがけなかったり、と、
チームの個性がでてきた発表になりました。
来週の授業では、ユーザーイメージをより具体的に考えていきます。