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2016年1月13日 個人振り返り(1)
チーム開発が終わり、今日と来週は、個人の振り返り発表です。
開発が終わったら「やれやれ」とホッとするのはどのプロジェクトでも同じ。
でも、その後に、しっかり振り返りをするかどうかが、
次のプロジェクトの成功と、メンバーの成長にとって大きな差となります。
東工大のPBLでは前期のレポートを元に、
受講生それぞれに後期テーマ(個人テーマ)が出されます。
個人発表は、その個人テーマを元に振り返った結果を発表します。
今日は7人の発表がありました。
【発表テーマ】
- 品質の高い成果物の定義と,それを生み出す上で重要なプロセスに関して,実戦経験を通して考察する
- 開発フェーズ全体を通してリスク管理を機能させるための方法について実戦を通して考察する
- 要件開発フェーズと実装以降フェーズでのチームコミュニケーションのあるべき姿とその理由の考察
- 品質の高い成果物を開発するために開発フェーズで求められるコミュニケーションのあり方についての考察
- チームの全体と個人の計画の策定と管理方法
- 超上流工程から取り組むシステム開発でValidationプロセスをどのように組み込んだら良いか
- 外注管理の要点
どれも実際のプロジェクトで課題になる重要項目です。
発表のポイントは
「実体験にもとづく」ことです。
ネットを検索しただけでは得られない貴重な発表です。
「開発目的」への適合について、ツメが甘かったり、
早い段階でユーザーテストをすればよかった、という気付きがあったり。
リスクを定期的に確認しなかったために、
思いがけないリスクが顕在化してしまった、、、という発表も。
要求フェーズと、実装フェーズではコミュニケーションのスタイルが変わる、
という気付きを得た人も。
実装フェーズでの理想のコミュニケーションスタイルを実現するためには、
どんな工夫がそれまでに必要で、どうすればそれが実現できるのか。
このチームはオンラインとオフラインを使い分けて、リモート開発も行いました。
タスク見積もりがうまくできずに、期限管理しか出来なかったと振り返る人も。
スケジュールが遅延したとき、「がんばる」だけでは、しんどいという気付きが。
システムのValidationをどうするのか、
動くシステムが出来る前に、何をすればよかったか、という指摘も。
展覧会チームリーダは「外注管理プロセス」から、
自分が動くのではなく、人を動かす観点からの気付きについて発表がありました。
社会に出ると他人の協力を得ながら、うまく人を使うことが求められます。
良い体験ができたのではないでしょうか。
どの個人テーマも、非常に重要な学びが含まれています。
発表しなかった人も、自分だったらどうだろう?と考えることで、
自分の学びを深めることができます。
ぜひ他の人のテーマについても考えてみてくださいね!
来週は引き続き個人発表です。
見学も出来ますので、ご希望の方は、jimu までご連絡ください。