2015年12月15-16日 成果物展覧会
PBLの成果を展覧する、
「成果物展覧会」を開催しました。
今年の展覧会テーマは、
「新しい東工大、発見」、
そして、キャッチコピーは、
「→ Next Generation 」 です。
開発アプリのテーマが、「東工大のイメージアップに繋がるアプリ」だったので、
新しい東工大を知ってほしいという願いが込められています。
さらに、キャッチコピーの「→」には、Go toを表すというのと
Next Generationに焦点をあてるという2つの意味を込めています。
こういった思い込をこめて展覧会チームがここまで開催を準備してくれました。
展覧会チームは、後期スタートしたクロスファンクショナルチームで、
会場やデザイナーさんとのやり取りを企画・交渉し、
開発チームともやり取りをしながら、この日を迎えることができました。
関係者が多いので、準備は大変だったと思いますが、
ここまでのプロジェクトマネジメント経験を活かして奮闘してくれました。
会場は東工大の正門すぐ、百年記念館。
初日の12月15日は13時に集合し、設営開始。
8月に改装オープンしたばかりの百年記念館は、
プロジェクターや電子黒板が充実していて、準備もさくさくと進みました。
デモの用意や、配布するパンフレットの確認もOK。
ちなみに、このパンフレットも展覧会チームがデザイナーさんと一緒に作成しました。
開場時間と同時にお客さまが来場されました。
プロジェクターを使った展示は、開発体制、そしてアプリの概要です。
電子黒板には開発プロセスを出して説明をします。
デモンストレーションコーナーでは、
実際に開発したアンドロイドアプリを体験していただきました。
来場者の方には、開発プロセスとアプリへのフィードバックを記入いただきました。
フィードバックと合わせて点数をつけていただき、最後に表彰をします。
16:30からはプレゼンテーションタイムです。
アプリケーションの狙いと、開発プロセスについて紹介しました。
ユーザー調査や、開発の工夫点・苦労点など、
企業の見学者の方からは、キビシイ突っ込みも入り、
緊張する場面も。
プレゼンのあとも展示を前に熱い質疑応答が行われ、
あっという間に1日目は閉場時間となりました。
・・・・・
さて、お天気も恵まれた2日目、この日はお昼からの開場です。
お昼休みということもあり、
会場にランチを食べに来た学生が続々とやってきました。
M2の先輩も見学に来てくれました。
この日のプレゼンテーションタイム第1回目は、
お昼休みなので、ショートプレゼンでアプリの概要を発表しました。
チームプレゼンの前に権藤先生から、展覧会の位置づけを紹介しました。
ショートプレゼンのあと、
ちょうど大学見学に来ていた高校生グループが展示を見に来てくれました。
「これ、作ったんですか?」
と、高校生たちも興味津々です。
企業からの見学者の方は、アプリもさることながら、
開発プロセスへの質問が多く、工夫点やしんどかったことなど、
企業現場での取り組みの紹介も含めて熱心な意見交換が行われました。
そして最後のプレゼンテーションタイム。
やはり熱心な質疑応答が続きました。
2日間の展覧会で90名あまりのお客さまにご来場いただきました。
高校生から社会人の方まで、幅広い方々にご覧頂きました。
今回の展覧会が、「東工大のイメージアップ」に繋がったなら幸いです。
さて、
展覧会の片付けも終えたら、打ち上げです。
打ち上げでは、チームの表彰が行われました。
中間発表会と11月のシステム発表会、
そしてこの展覧会の合計で表彰チームが決まります。
まず、開発プロセス賞。
開発プロセスがちゃんと振り返られていて、学んだことが展示できていたか。
プロセスからの学びは、このPBL科目の狙いでもあります。
開発プロセス賞に輝いたのは、
趣味を支援するSNS「活板」を開発した非公会チーム!
そして、アプリ賞です。
アプリ賞は、ユーザー目線で開発されているか、
使ってみたいと思うか、という視点で評価されました。
アプリ賞は、東工大を案内するアプリ「トコトコ」を開発した、GISOTチーム!
表彰はそれぞれのチームが選ばれましたが、
採点はいずれも僅差。
どのチームも、開発プロセスにもアプリにも高い評価をいただきました。
たとえば、
高校生からの評価は、高校生向けアプリを作ったFCCPCが高かったり、
大学関係者からは、トコトコの評価が高かったり、と、
それぞれのチームがしっかりユーザー分析を行った結果が、
しっかり評価に反映されていました。
このPBLでは、超上流のユーザー要件開発から取り組み、
アプリの実装までと、システム開発の流れを体験してもらいました。
しんどかったことも多かったでしょうが、
4月とくらべて、とても頼もしい顔つきになったと思います。
実際の仕事では、なかなか全体を体験することは出来ないですが、
今回の体験で学んだことを、次の開発でぜひ活用してください。
チーム開発、お疲れさまでした!
さて、PBL授業は、1月13日と20日に、これまでを振り返った個人発表会で終わりです。
個人発表は外部の方の見学もできますので、
ご興味のある方は、事務までご連絡ください。