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2015年7月8日 開発プロセスを振り返る
今日は、ここまでの開発プロセスを振り返りました。
システム開発は、成果物を経由しつつ進行していきます。
頭の中にどんなにいい考えがあっても、
それを共有できる形になっていないと、開発は進みません。
ありのままに開発プロセスを振り返るために、今回は「成果物」に着目します。
成果物(モノ)を中心にした振り返りは、
事実に基づくため、感情に引きずられません。
人は強い印象を受けた出来事があると、
その記憶に引きずられてしまい、
客観的に出来事を振り返るのが難しくなります。
そこで「モノ」に注目したプロセスの振り返りを行います。
人は通常「自分がやったこと」を中心に考えるため、
タスクベースの振り返りになりがちです。
KPTも「コト」を中心にした振り返りです。
ですから「モノ」中心の振り返りはちょっと難しかったかもしれませんね。
1時間ほどの振り返りを行って、
ざっと成果物を振り返ってみました。
成果物と成果物の関係がどうだったか、
キーになった成果物は何だったか、
依存関係の中で、もやもやが残っている成果物はどこか、
など、発表しながら考えてもらいました。
管理プロセスが少ないチームが多かったようですが、
実装になってくると、スケジュール管理や構成管理、品質管理が重要になってきますよ。
ぜひ今から検討しておいてください。
実際の開発現場でも「現場・現実・現物」というように、
事実に着目したうえで、その開発プロセスを整理し、
そして、やった「コト」も振り返ります。
今回は「コト」の振り返りはしていませんが、
4月からの4ヶ月弱を振り返って、自分たちの進め方はどうだったのかも、
ぜひこの機会に話し合って欲しいものです。
なんといっても、夏休みをどう過ごすかに影響しますし、
ひいては後期の進捗にも影響しますからね!
再来週の中間報告では、
開発しようとしているサービスの概要と開発プロセス、体制を発表します。
ぜひ見学にいらしてください!
☆中間発表 7月22日(水)13:20~15:00 本館 H103 にて
見学大歓迎です。
企業や他大学の方も見学できます。
jimu@itpro.titech.ac.jp までご連絡ください。
☆中間発表のあとに、企業ミニ講演があります。
Ringを開発されたLogbarの平山さんをお招きしています。
http://logbar.jp/ring/ja/ お楽しみに!