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2015年5月20日 インサイト分析
GWと特別講義を挟んだので、今日のPBLは盛りだくさんです。
まずは、ペルソナ分析に基づいたユーザーインタビューの結果報告から。
各チームとも、仮説に基づいた質問項目を設定し、調査してきました。
想定通りの答だったり、想定外の答だったり。
ユーザーに聞いてみないと分からないことは多いのです。
知らない人に調査してくる、というのは東工大生にはハードルが高かったかもしれませんが、
とてもいい気づきをたくさん得てきたのではないでしょうか。
調査で得た回答と、設定したペルソナに基いて、
ユーザーの共感マップを作成していきます。
ユーザーは何を考え、何を聞き、何を見て、どう行動するのか。
そして抱えている問題は何で、何を得たいと思っているのか。
実際に書き出すことで、どんどんユーザーニーズが具体的になります。
つづいては、インサイト分析です。
これはカスタマージャーニーマップとも似ています。
ユーザーの行動にタイムスケールを設定し、
そのタイムスケールごとに感じる(だろう)感情を書き出していきます。
そしてそれをもとに、ユーザーの望む状況を具体化していきます。
ユーザーの望んでいる状況のイメージがわいたところで、
それを解決できそうなアイデアをどんどん出していきます。
そしてそのアイデアからソリューションを考えます。
どんなサービスをすればユーザーにとって「嬉しい」のか。
あくまでもユーザーが起点です。
白熱した議論が続きます。
なかなかユーザーの気持ちを洗い出していくのは難しいと思います。
ですから、「仮説を立てて検証する」ということを繰り返していくのです。
今日いちにちで全部を見渡すことは出来ないと思いますので、
引き続き、検討をかさねてみてください。
そのうち、「このアイデアはいいね」、「これはもっとユーザーに響きそう」、と、
アイデアのプライオリティが決まってきます。
来週はそうしてプライオリティをつけたアイデアから、
どんなサービスを提供したいと決めたのかを発表してもらいます。
来週の発表が楽しみです。
このあとは、ソリューションの具体化(システム要件分析)と、計画づくりに入ります。
だんだん進んできました。