トップ > 2014年12月10日 開発プロセスのレビュー
2014年12月10日 開発プロセスのレビュー
今日は先週やった「ポストモーテム」の結果をレビューしました。
ポストモーテムは、"成果物"に焦点をあてた振り返りをすることで、
個人攻撃にならず、客観的に事実を振り返ることができます。
振り返り手法には様々あります。
なぜなぜ手法やKPTが有名ですね。
正直なところ、使うのはどんな手法でもよいのですが、
しっかりやっておきたいのは、
「問題事象が発生した原因と、次にやるときはどうすればよいかの学び」です。
実体験したことで、学生みなさんの中に「暗黙知」として蓄積された学びを、
ポストモーテムを通して「形式知」に置き換える。
そして、次にやるときの学びに繋げていく。
この過程が、「振り返り」なのです。
さて、5チームを順番にレビューしたのですが、
なかなか「振り返り」をするのは難しいようです。
「行動」と「成果物」がごちゃまぜになっていたり、
成果物をつなぐ線が間違っていたり・・・
なかには、外部仕様が、どこからともなく降って湧いてきたようなチームも。
また、
「大変だった、しんどかった(けど、対処して乗り越えてきた)こと」と、
「チームとしての課題、これからやるときは改善したいこと」
が、混在しているチームもありましたね。
自分たちの開発プロセスで、どこが一番のボトルネックだったのか。
一番の問題点はどこだったのか。
それを、しっかり説明できるようにしておいてください。
展覧会まであと1週間です。
会場内の展示位置も決まりました。
しっかりレビュー結果を反映して、来週に臨んでください。
ご来場のみなさまも、ぜひ、ビシバシ、ツッコミをお願いします!
展覧会の詳細はこちら。
http://www.itpro.titech.ac.jp/exhibition/
なお、当日のプレゼンテーションは、
Ustreamで中継します。
こちらをブックマークしておいてください。
http://www.ustream.tv/channel/cloud-bauhaus