2016年9月7-9日 夏合宿
しばらく更新期間が空いてしまいましたが、
ITSPでは夏休み期間もバリバリと実践教育を実施してました。
8月下旬から2週間にかけて実施したセブ研修の様子については、
東工大ニュースを参照いただくとして、ここでは夏合宿について報告します。
今年も三浦海岸で、2泊3日の夏合宿を開催しました。
東工大を含めた7校の40名に加え、企業からも4名が参加しました。
毎年、夏合宿はシステム開発の「超上流」に焦点をあて、
実際のお客さま向けにITサービスの提案をすることになっています。
今年のテーマは、「インバウンド」です。
海外の方を三浦海岸に呼ぶにはどうすればいいのか、
宿泊先として、マホロバマインズ三浦を利用し満足していただくには?
というお題にチャレンジです。
今年もファシリテータとして日立製作所にご協力いただき、
実際に日立製作所で活用されている分析モデルを使いながら、
要求開発プロセスについて学びました。
1日目からユーザーリサーチを行い、
三浦海岸とマホロバマインズ三浦の実態調査です。
現場の課題を掘り下げ、
どうあるべきか、そのためにどうITを活用できるか、
7つのチームがそれぞれ汗をかき、議論し、知恵を絞ります
考えたアイデアをさらにブラッシュアップするため、
再びユーザーインタビューをしたチームもありました。
ハードな2.5日を過ごし、いよいよ最終日のプレゼン。
提案内容は現場課題にフィットしているのか、
実現性はどうか、、、
ギリギリまで資料チェックとリハーサルが続きます。
プレゼンには、マホロバマインズ三浦の営業本部長にもお越しいただき、
リアルな営業目線で、厳しくチェックしていただきました。
提案したサービスを、「もうそれ、やってます」と言われてしまうなど、
冷や汗をかく場面もあり、緊張感あふれる発表会となりました。
でも、最後には、
「よく考えられていて、とても参考になった。
ぜひ全チームのプレゼン資料を営業本部に送ってほしい」
とのお言葉もいただき、全員ホッとしました。
今年の優勝チームは、外国から日本に赴任した社員と、
日本企業で外国に派遣したい社員がいる企業のマッチングサービス。
マホロバマインズ三浦の「滞在型宿泊施設」という特徴と、
社員教育を組み合わせたアイデアが高く評価されました。
夏合宿は、「超上流」だけでなく、
恒例の先輩体験談や、実装工程体験コーナーも充実しています。
サイボウズで働く内田先輩からの体験談の紹介。
今年は、目玉企画として、1日目の夕食後、リレーコーディングを実施しました。
これは、1行ずつ順番にコーディングしていくもので、
8名がゲームにチャレンジしました。
観覧のみの参加もOKということで、最終的に合宿参加者の8割が参加し、
多いに盛り上がりました。
ドリコムさんと、アカリクさんからの差し入れも盛り上がりに一役買ってましたね。
参加者がギブアップしたお題に、鮮やかな模範解答を見せる、
東大の浅井先生のドヤ顔がステキでした。
2泊3日で超上流から実装までを体験し、ユーザープレゼンもやるという、
とても密度の濃い合宿でした。
今年も、終わったみんなの顔は晴れ晴れとしていました。
日立賞のチーム。これ欲しい!と思わせるプレゼンでした。
ファシリテータ賞のチーム。少人数で苦しみながらも面白いサービス提案でした。
どうもおつかれさまでした!
さて、夏合宿が終わったら、
実践教育プログラムは、国立情報学研究所での集中講義、
そして秋学期へと続きます。
秋学期はいつものPBLもいよいよ実装フェーズ。
こちらも成果が楽しみですね!