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2017年1月20日 個人振り返り(2)
今日は個人振り返りの2回目、PBLの授業もいよいよこれで最後です。
前回も体験にもとづいた非常に説得力のある発表が続きましたが、
今日はどうでしょうか。
発表テーマは以下のとおりです。
- チーム開発において共通理解の形成を図るには
- チームの能力を最大化するためのマネージメント
- サービスや製品を市場に出すまでの開発工程で,最大のボトルネックはどこになるか
- 要件開発フェーズを成功させるコミュニケーション,
そして設計構築フェーズ以降を成功させるコミュニケーションの違いについて
- チーム開発における最大のリスクはなんだったか.その理由・原因は?
- 要件開発フェーズのプロセス品質の成果物品質への関係について
- チーム開発のマネージメントにおける開発スケジュールのたてかた
- 魅力のあるサービスを作り上げるためのチームコミュニケーションの
マネージメント方法について
- チーム開発における計画と進捗管理を成功させるには
- チーム開発でのモチベーションを最大化するには
自分なりにテーマの解釈をどうしたか、
一般的なシステム開発ではどう言われているのか、
そして、体験と照らしてどう考えたか、
次にやるとしたら、どうしていきたいか。
堂々とした発表が続きました。
体験したからこそ語れる言葉、リアルな発表が続きます。
中には、もうちょっと深掘りをして欲しい発表もありましたが、
4月からを振り返って、そのキーワードが一番印象に残ったんだろうな、
と、思わせる、「自分の言葉」での発表が多かったです。
リスク対策を実装フェーズでは怠ってしまったことで何が起こったのか。
どうしておけばよかったのか・・・
開発経験のない自分たちにとって見積もりとスケジューリングがいかに難しかったか。
あとどれぐらいで終わるのだろう、ということと向き合った発表も。
ついタスクを抱え込んでしまって、全体が回らなくなったことに気づいた発表も。
出来るエンジニアが陥りがちな罠ですね。
余裕がないと、モチベーションを上げるどころか、下げないようにも出来ない、という気づきも。
エンジニアとモチベーションの関係、ぜひこれからも意識して欲しいです。
今日は企業からも2社、4名の方が見学にいらっしゃいました。
リアルなプロジェクト現場でも問題になるテーマの発表に対して、
「授業とはいえ、実感をもって発表されたことに驚いた、
この経験は社会に出ても、ぜったいに役に立ちます」と、コメントをいただきました。
授業のまとめとして、最後に、SECIモデルと、組織知の創造を紹介しました。
みなさんは4月からの授業で、あっちこっちにぶつかり、迷い、喜び、理解し、作りました。
そこにはたくさんの経験値(経験知)があります。
机上で知識とだけ知っただけでは蓄積しなかったであろう「知」が、
この発表によって、チームとクラスの「知」として共有化されました。
これによって得た「知」を、ぜひこれからに活かして下さい。
さて、今年のPBL授業はこれで本当に終わりです。
どうもお疲れさまでした!!